2021年11月の記事一覧
【子育て支援】歯みがき粉 使っていますか??
子育て支援ブログ2記事目です。日がたってしまいましたが、11月は『良い歯の日』があるので歯科検診を実施しました。
園医の安芸歯科クリニックの先生から歯みがきについて教えていただいたので紹介します。
① 歯が生え始めたら歯みがき粉を使って歯をみがくことが大切
・うがいができない年齢は、飲み込んでも安全な歯みがき粉
・フッ素の濃度がポイント(こどもはフッ素濃度500ppm以下)
・大人用は1500ppm以下と歯みがき粉の販売基準が定められている(下記リンク参考)
・子ども用300ppmくらい
※どうしても大人と同じものを使う場合はほんの少しだけ使うようにする
② 虫歯が多くなるのは3歳以上の幼児さん
・大きくなるほど甘いお菓子、ジュースなど『糖』が多く含まれるものを口に入れる機会が増えるため(糖は虫歯菌のエネルギーになってしまうそうです)
・『よく噛まない』と虫歯を防ぐ唾液の分泌量が少なくなる
・『ダラダラ食べ』は口の中に糖が含まれる時間が長くなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなる
●乳歯だからといって虫歯を放置しておくと、永久歯にまで虫歯が進行したり、歯並びやあごの成長などに大きく影響して、大きくなってからも困ることがあるそうなので、早めに歯医者さんを受診するのが良いと思います。
●歯みがき粉を販売している有名なメーカーのいくつかがWebサイトに、こどもの赤ちゃんからの歯みがきの仕方なども掲載されているので、興味のある方は検索してみてください。(企業のリンクは営利にかかわるので控えています)
【参考 厚生労働省e-ヘルスネット】
濃野 要『フッ化物配合歯磨剤』
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html (掲載日不明)
【子育て支援】パパ見知りってご存じですか??
ホームページをご覧の皆様、今回はいつもの園の様子ではなくて、子育て支援、特にパパに関係する内容です。
(『子育て支援情報』と称してホームページに新しいカテゴリーを加えました。在園の保護者だけでなく子育てする方のヒントにつながればと思います。)
一時的に父親を嫌がる「パパ見知り」という現象があるそうです。
赤ちゃんが『この人知ってる!』ということが分かるようになった証しなのですが、お父さんからすると今までニコニコしてくれていたのに、急に嫌がられてショック…なんてご経験があるかもしれません。
11月は虐待防止月間ということもあり、『パパ見知り』から悲しい虐待事件につながったことを取り上げた新聞記事もありました。直接掲載はできませんが要約して紹介します。
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●『パパ見知り』から虐待につながったお父さんの話
「顔を見ただけで泣かれ、ショックだった。懐かれたくて焦ったが、誰にも相談できなかった」「妻がいないと泣く。拒絶されたように感じた。」
●昭和女子大の石井正子教授(発達心理学)の解説
・「認知能力が高まってきた乳児は母親と父親の違いや抱き方の微妙な変化を感じ取れるようになる」
・「パパ見知り」生後6~8カ月に多くみられ、母親が主に育児を担う家庭では、父親を一時的に嫌がることがある。「嫌いなわけではなく、成長の証し」なのだが、拒否されたと感じショックを受けてしまうこともある。
「言葉が通じない時期は親も追い込まれやすい。妊娠という準備期間がない父親こそ、より支援と教育が必要だ」
〇厚生労働省の調査から19年度に虐待を受け亡くなった子どもの約半数が0歳児
「虐待防止には産後うつなどの症状に陥りやすい母親に加え、不慣れな父親へのサポートも欠かせない」
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かわいい瞬間は今だけ。わかっているけどいざ、大変な場面では、すごくしんどいですよね…。
廿日市くじら保育園には、保育士パパ(修行中)の私と、ベテラン保育士ママがたくさんいますので困った時や、お話ししたくなった時は、お父さんもお母さんもお気軽にお声かけください。