子育て支援ブログ
【絵本紹介】『かわいいきいろのクジラちゃん』
とても素敵な絵本に出会いましたので初めて紹介ブログを書きます。
11月はそら、くじらチームがくじらが登場する絵本をたくさん読みました。
その中で、こどもたちが何度も『読んで!』と言うステキな絵本が『かわいいきいろのクジラちゃん』でした。
この本は、1985年に紙芝居だった作品が今年たまたま復刊していました。そうとは知らず保育園で購入して読んでいたところ、園児にも職員にも心に残りました。
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今、いろいろな所で森を大事にしたり、動物を愛護する運動が行われています。とても大事なことと思います。ところがそうした中で、私たちの近くで、心身にハンデをもつ子に対して、おもいやりのないいじめや、つめたい無関心が横行しているのに、じっとしておられず、私のおもいを「きいろいクジラ」に託したのです。
(かこさとし 1985年12月あとがきより)
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度重なる不遇な状況でとてもつらい思いをした『きいちゃん』に大人も目頭が熱くなります。
差別の悲しさ、母クジラの深い愛情などを感じられる中で、最後は『きいちゃん』よかったねと安心できるストーリーです。
この本は先日行ったイベントのテーマ『みんなちがって、みんないい』にも直結します。
ぜひ『きいちゃん』を読んでみてください。
※12月4~10日は人権週間(法務省サイト)でした。当園でもあらためて乳幼児の人権について職員がそれぞれ考える機会をもちました。