保育園ブログ
【くじら】交流ドッジボール大会 in 廿日市保育園
2023.1.17.
本当は12月に予定していたドッジボール大会が大雪のため、延期され新年を迎えての開催となりました。
おかげで、たっぷりと練習時間が取れました。
大野くじらチームは、当日になりお休みも出て、12名で試合にのぞみました。
人数が少なくても、熱い闘志は変わらず、むしろ「〇〇くんの分まで!」と気合が入りました。
「がんばるぞ!オー!」と円陣を組む姿に、卒園まであと少しかと思うと、見ていて涙がにじみました。
第一試合が始まり、試合は互角のいい勝負。白熱しました。
外野が何度も、我先にと、味方同士でボールを追いかける姿もかわいかったです。
2試合しました。
結果は、1試合目(8ー8)の引き分け、2試合目(8ー0)で完敗。
3チーム対抗の総当たり戦は、惜しくも3位となりました。
それが分かった瞬間、悔しくて、涙するお友達もいました。
なぐさめる子、負けて落胆する子、はぶてる子、「つまらん!」とその場を離れようとする子、
さまざまな感情表現をする子ども達がいました。
悔しいね、悔しいよね。勝ちたかったよね…。
実は、行きのバスの中で、私は子どもたちとこんな約束をしました。
「負けても、泣かない、はぶてない」(※はぶてる=ふてくされるという意味の広島弁)
なぜなら、スポーツやゲームなど勝ち負けが決まることを、なかなか受け止められない子どもたちの様子を、そらチームの時からずっとそばで見ていたからです。
勝つ人がいるから負ける人がいる。
負ける人がいるから勝つ人がいる。
勝負ごとにおいて、この現実は、大人になっても変わらない。
誰のせいでもない。だから、自分で乗り越えていくしかないのです。
そのためには、何度も勝ち負けを経験し、乗り越える体験を積んでいってほしいと思っています。
だから「悔しい」と感じるその気持ちがは成長のしるし。もしかしたら、勝った時より負けた時の方が、より人間力が育まれるのかもしれません。
そういう思いで、約束をしてみたものの、いざ子どもたちの泣く姿を目の当たりにすると、あの約束は正しかったのか?もっと、悔しい感情を味わったほうがよかったのか?と、自問自答しました。
きっと、正解などないのかもしれません。
ドッジボール大会を通して、何事にも代え難い、とてもいい経験ができたのではないでしょうか。
その後は、廿日市保育園の園長先生が用意してくださった、おやつのドーナツとジュースでおやつタイム。
この時は悔し涙もどこへやら…この切り替えの早さも、生きる力です!(笑)
にじチームの時に担任してもらった懐かしいS先生ともお話して、和やかに過ごしました。
最後は、まるドッジボールという新しいルールでも遊び、時間いっぱい交流できました。
勝っても負けても最後はみんな笑顔で、記念撮影!
賞状は、くじらチーム保育室前に飾ってあります。
ぜひ、子どもたちの頑張りに拍手を送ってあげてくださいね。おつかれさま!